Stone Sculptress Yuko NAGASAWA

第7回小平野外彫刻展

ヒトはアシタを想って
キョウを生きている。
手にするはアスへの
希望の光

(パンフレットより/1993.10)

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第8回小平野外彫刻展

「時」というものは「流れ」によく例えられる。
だが、果たして本当に「流れて」いるのであろうか。
刻々と流れている様に感じる「時」は、もしかしたら
瞬間のつながりによっているのかもしれない。
ヒトはどんな想いで時を見つめているのだろうか。
過去の郷愁、未来への希望、その背景に「今」を見据えて
いるのであろうか。
そして今、この作品を見る人は、この先「今」をどう思い
起すのか。
そんな事を思いながら制作しました。

(パンフレットより/1994.10)

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第9回小平野外彫刻展

行き交う雑踏の中ふとしたひょうしに「今」の自分を
見つめる事がある。
子供の頃にかいだにおい、ほほにあたった爽やかな風、
それは時を越えて「今」の私に到達する。
ヒトはこんな調子で「今」を見、次の瞬間への渇望と共に
「今」を過去にしてゆくのではないか。
行き着く先になにがあるというのだろう。

(パンフレットより/1995.10)

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第10回小平野外彫刻展

ひょうひょうと流れる雲を眺めていると
時間というものもそんな風に流れているのかな
と思う。
1つ1つの雲は形を変え、ゆっくりと、時には速く
動いてゆく。
動いているのか止まっているのかさえ
感じられない時もある。
それは私の中に忘れかけていた何かを思い出させ、
思い出の一瞬は連続することなく
時空を越えて私の中でよみがえる。
絶え間なく流れ続けているような時間はもしかしたら
そうした一瞬の積み重ねによっているのかもしれない。

(パンフレットより/1996.11)

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