「カゼノコエヲキケ」
Hear the whisper of the wind

下川町産ミズナラ
直径70×高さ140(cm)×2
（台座直径120cm）
2008年当時の道新動画ニュース

作品テキスト

公開制作が終了したあと、
旭川空港1Fに設置されました。 （20008~2012年設置後、旭川市彫刻美術館で保管されています。）

木材は、作家が用意する必要があり
下川町の木材伐採企業からミズナラをいただくことが出来ました。
このミズナラは、使用するには曲がっているため
捨てる素材として土場に残されたままのものでしたが
ぜひ作品として活かしたいと思い、交渉して実現しました。

彫刻美術館の前にある春光園は緑も多く気持ちのよい公園。
近所の人が毎日散歩したり、子どもたちが毎日遊びに来る中で
おしゃべりをしたり、質問をされたりしながら制作を続けました。
住宅街に囲まれているため、電気のチェーンソーやドリルなど
あまり大きな音をたてない道具、また木を立てたり倒したりする道具には
「三叉」（さんまた）にチェーンブロックをつけて動かしたり、
ノミやハンマーなど手作業を主に使いました。

仕上げの段階には、木を立てたときに倒れないようにするため
木の底面にドリルで穴をあけ、鉄板に丸鋼を溶接してもらったものに挿す事にしました。

公開制作が終わったあと、旭川空港１Fに設置していただくことになりましたが
飛行機がすべて飛び立ったあとでなくては作業を行うことが出来ず
夜遅くの搬入と設置になりました。

フライヤー
および制作場所

Unconscious collaboration
小松石／Augite andesite