Stone Sculptress Yuko NAGASAWA


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ミニ知識:カタカナ言葉をアルファベット表記しました。旅行の時のミニ知識にxxx

南仏アヴィニョンはパリからTGVで3時間半。
帰りがけにリヨンで開催しているリヨンビエンナーレにも寄りたかったので、
アビニョンには一泊滞在するつもりでLa Beaute(美)展を訪れました。

忙しい身ではないのに、どうも急いだ旅行をしてしまいがち。
今回も、夏のアヴィニョンならバカンス代わりに何日も滞在して
ゆっくりと展覧会を見たり、パナシェでも飲みながら
ぼーっとしたりすると良かったのでしょうが、
一人ではなんだか出来ないものです。。。

アヴィニョンの駅から少し歩くと街路樹が目に入って来ます。
朝早くパリをでてぼーっとした足取りで歩く私の目に、デザイナーでもあり、
今回のLa Beaute展の全体装飾責任者でもある、クリスチャン・ラクロワによる
カラフルな人がた?の紙か布の様なものが街路樹全体にぶら下がっているのが
鮮やかに写りました。街路樹の緑と、空の青とあいまってとても綺麗。
歩いているだけでなんだかわくわくとしてきます。
 展覧会は、3箇所の建物に主要な展示、あとは町の教会や古い建物、カフェ等と、
 全部で20箇所の展示と参加総数150人といったアヴィニョンの街全体を使った大掛かりなものでした。
3箇所の展示場を結ぶ無料のバス。
バスの内外とも、ペイントや飾り物でぎっしり。
手作り感覚が、町の人々も一体となった感じがして、
展覧会自体までとても身近に感じられました。
3箇所の展示会場のうちのメイン会場、法王庁宮殿。
中世の一時期、カトリックの法王がローマではなく
ここに住んだ事で知られています。
(法王のバビロン捕囚時代)

ここがメインの会場だなんて!
日本で例えたら、京都の二条城などを会場にしているような感じでしょうか。。
さらに、中庭にはオペラを上演しそうな会場が設営されていました。
夏のヨーロッパは、深夜まで遺跡などを使用して野外オペラが
よく上演されます。


サン・ベネゼ橋/通称アヴィニョンの橋。

神のお告げを聞いたベネゼという牧人が村びとから
お布施を集め、その一生を捧げて作りました。

ローヌ川の氾濫により、橋のほとんどは
流されていますが、橋の中程には彼を祀る小さな
礼拝堂が残っています。

アビニョンの橋で〜♪という歌は楽し気ですが、
そんな想いが罪められて作られたのですね、、、

法王庁から広場を眺めたところ。
右手にはアビニョンの橋があります。

法王庁の宮殿内の柱の角には様々な彫刻が、、
人をあざ笑うようなものなど多種多様。
これは下を歩く人々にほくそ笑みながらお尻を向けている
人がたのもの。
町中のファサードにはこんなものも。
展覧会の作品については、著作権の関係があるので載せる事は出来ませんが、
Beaute(美)という名のもとに集められた様々な作品や、自然界の中から選び出されたものなど
本当に多種多様な美の世界を堪能することが出来ました。

私にとっては、作家の作りだした美の世界も見ごたえはあったのですが、それにもまして、
普段見ているもの、見ていても気がつかなかったもの、叉は初めてみる自然の形態の素晴らしさに改めて感動を覚えました。


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アヴィニョン
Avignon
カトリック
catholique
カフェ
café
クリスチャン・
ラクロワ
Christian Lacroix
デザイナー
dessinateur
バカンス
la vacance
バス
l'autobus
パナシェ
(ビール割りの
レモンソーダ等)
le panaché
ローヌ川
Rhône
リヨン
Lyon

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